誰にでもある好き嫌いですが、好き嫌いが多いよりも、何でも食べらる子の方が子ども自身も食事が楽しめるし、食事を作る側もとても楽ですよね。好き嫌いをしない子にするためには、離乳食から幼児食に変わるとき、可能な限り大人と同じメニューを食べさせてあげることが大切です。
調味料で味を濃くする前に子どもの分を取り分け、同じようにお皿に盛ってあげます。「今日からもうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから、お父さん、お母さんと同じご飯だよ」と声を掛けてあげるだけで、子どもには魔法の言葉です。そして、家族みんなで食卓を囲んで下さい。苦手な食材に躊躇している場合は、両親が「美味しい、美味しい」と食べていれば、子どもは食べてみようと挑戦する気持ちになります。「要らないなら、お母さんに頂戴?」と声を掛けてみるのも作戦です。兄弟姉妹がいる場合は、尚更。
お兄ちゃん、お姉ちゃんにはあげたくない!と闘争心に火がつき、食べてくれることもあります。子どもは食わず嫌いなことが多いので、ぜひ色んな食品を口にする機会を家族みんなでサポートしてあげて下さい。そのためにも、まだ小さいからと好きなものだけ並べるのではなく、大人と同じメニューを食卓に並べて下さい。食事の時間が楽しみになるはずです。
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